SDGsと産廃業の関係について

SDGs

皆さん、今年度4月から、買い物生活に変化を感じませんか?

具体的にはスタバのストローが紙製になったコンビニでスイーツ買っても「スプーンください」ってやり取りしないとプラ製のスプーンをもらえなくなった。さらには、ビジネスホテルで当たり前に部屋に常備されていた歯ブラシ、髭剃りを受付まで貰いに行かないといけなくなった、などです。

お店の案内の張り紙にはSDGsの取組としてって「脱プラスチック促進」って書いてありますよね。でも、実際にはニュアンスが違うんです。

この取組は、経済産業省の主導で、今年度4月から「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の施行期日を定める政令」及び「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律施行令」という何ともややこしい名前の法律改正による物です。

具体的にはストロー、髭剃りなどの日常で無料配布されていた物が「特定プラスチック」という仰々しい名前の分類がされ、1企業あたり、5t/年以内の配布に抑えなければならない。という決まりになって罰則規定で罰則企業の社名公表のペナルティまで付きました。

だから、民間企業は一斉に取り組み出したんですが、上記の法律改正説明は細部を割愛した

内容で実際にはもっと複雑です。結果、民間企業は顧客の理解を得るために、「SDGsで海洋プラスチック問題に取り組みます!」っていう説明をしています。

その方が、断然分かりやすいですからね。

私も経産省のオンライン講習を2回受けましたが、「この複雑な制度、顧客にどうやって説明するの?」という感想を受けました。

SDGsって実は凄い仕組みで、運用される国々の法順守をその枠組みに取り込むんです。

だから、日本の法律違反をすれば、それはSDGs違反でもあるんですね。

単に道徳的取組では無いんです。「誰1人取り残さない」ってキャッチフレーズが1人歩きしてますが、原則、日本の法律を遵守していればSDGs違反にはなりません。

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