産廃クイズ第11問『石膏ボード』編

産廃クイズ

みなさん大好き、産廃クイズ(シリーズ企画)が帰ってきました‼
今回は『石膏ボード』編です。
『石膏ボード』とは防火、耐火、遮音などを目的とした建築物の下地材材です。
産廃の分類上、『ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず』に該当します。
さて、ここでみなさん復習です。産廃クイズ第8問 『最終処分場』編で、『ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず』はどの処分場に埋めて良いか学習しましたね。
そこで早速クイズです。

『ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず』に該当する『石膏ボード』は
『安定型最終処分場』に埋め立てても良い。

① 『安定型最終処分場』に埋め立てて良い
② 『管理型最終処分場』に埋め立てなければならない

みなさん、考えはまとまりましたか?

それでは、正解は・・・。
② 『管理型最終処分場』に埋め立てなければならない
です。いつもなら、ここから解説に入るのですが、さらに深堀してクイズを進めます。
だんだんマニアックになって行きますよ‼

なぜ、『石膏ボード』は管理型最終処分場に埋め立てなければならないのか?
全て選択してください。

① 成分に紙を含むから
② 形が崩れると粉塵が立ち、周辺住民に迷惑をかけるから
③ 土の中の微生物と反応した場合、悪臭を放つ硫化水素を発生させるから
④ 安定型最終処分場の職員が、戸建て住宅を買える人をねたむから

みなさん、考えはまとまりましたか?

それでは、正解は・・・。
① 成分に紙を含むから
② 形が崩れると粉塵が立ち、周辺住民に迷惑をかけるから
③ 土の中の微生物と反応した場合、悪臭を放つ硫化水素を発生させるから

です。

ただし、業界の実情を言うと、『管理型最終処分場』でも
③土の中の微生物と反応した場合、悪臭を放つ硫化水素を発生させるから

の理由で受け入れを嫌厭されており、一部の民家から離れた場所にある管理型最終処分場でしか受けいれていただけません。

不正解の方々、ペナルティは・・・。
一般の方にはありません。私たち、産廃リサイクル業の中の中間処理業と最終処分業の
間の問題
ですので、一般にみなさんの違反はありません。負債の溜まったみなさん、
よかったですね‼

みなさん、産廃のプロにまた一歩近づきましたね!
それではまた次回をこうご期待‼

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