「安全第一」ってどの業種でもスローガンとして掲げますよね。
もちろん、私の勤務先もそうです。
私、社内の新人研修の講師役をする事がたびたびあります。
その際に、最初に指導するのが安全についてです。
「安全第一」って正確には『安全は第一に優先されるべきである』という事だと思います。
つまり、『産廃をリサイクルするという本業なんてその次の優先事項』という事です。
私の職場は決して安全とは言えない環境です。
産廃を重機で破砕機に投入している隣りで、人手でゴミを手選別し、その周りではリフトが走り回り、さらに産廃を搬入するトラックも入ってきます。
そんな中に放り込まれる新人達に私は言います。「君たちには、ケガをする権利はありません。第一優先の仕事は自分の身は自分で守る事です。ゴミの分別は二の次です。『安全第一』は唱えれば叶う魔法の言葉ではありません!」
そして、何が危険なのかを教えます。それは、動く物(重機、リフト、トラック)の死角に入らない事。そして、動くものに近づかない事、向こうが動けばその分こちらも距離を取る事です。
重機、リフト、トラックのオペは何が怖いかって言うと、同僚をケガさせる事です。
そのため、全速力でぶん回すやつなんていません。自分からわざわざ近づかない限り、事故は起きません。
ケガをして得する人なんて誰もいません、ケガさせたい人もいません。
皆さん、本日も安全作業でよろしくお願いします。
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