みなさん、恒例となった『環境問題オススメ本』シリーズを発信します‼
本シリーズでは私が今まで影響を受けた環境問題を題材にした書籍を紹介して行きます。
第6回は『もったいないばあさんと考えよう世界のこと』著:新見 景子(日本 2008年刊行)です。
本作品、難しめの漢字にはフリガナがふってあるので、ターゲット層は小学校中学年以上を対象にしています。しかしながら、内容は割と世界の不幸な環境にある子ども達の紹介と、恵まれた日本に生まれた女の子との対比で国内でありふれた『もったいない』にスポットライトを浴びさせて行きます。
・インドの児童労働の女の子
・カンボジアで地雷により片足を失った男の子
・ネパールで遠方まで水汲み仕事で学校に行けない女の子
・インドネシアでゴミの山から空き缶、ガラス瓶を拾って稼ぐ男の子
・シエラレオネで子ども兵士として戦場で過ごす男の子
・日本で食べ物の好き嫌いの多い女の子
そして第2章で地球環境問題へと展開します。
・異常気象
・森林減少、絶命生物
・農耕地の劣化、食料問題・飲料水不足
・世界各地の紛争・難民問題
・児童労働、貧富の格差
ポップな表紙、ターゲット層の割には結構重めのテーマを投げかけます。
個人的には、保育園2年目でジブリアニメ『火垂るの墓』で死というもののショックで失語症になりかけた私の娘(現在小学1年生)にはまだ読ませられません。
お子さんの精神的な成長具合を見ながら読ませるには、ショック療法として良い本だと思います。ぜひ、ご一読ください。
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