みなさん、『バイオガス発電』って聞いた事ありますか?
産廃リサイクル業界では最近の流行りです。食品廃棄物や汚泥や家畜糞尿等の湿分の高い原料をメタン発酵により、バイオガス(ガス組成:メタンガス約60%、二酸化炭素約40%)を発生させて、そのバイオガスを燃料に使用している発電方法です。
通常の食品廃棄物や下水汚泥、家畜糞尿であれば、堆肥化するのが今までの常套手段でした。
このリサイクル方法の利点は、それらの残渣付きプラスチックなどでも受入対象に出来るという事です。
しかし、環境意識の高いみなさん、『結局、ガスを焼却して発電するなら、二酸化炭素排出で温暖化が進行してしまうんじゃないですか?』という疑問をお持ちではないでしょうか?
そこまで察する事が出来る方、素晴らしい洞察力です‼
だがしかし、このリサイクルビジネスモデルにはその裏付けが存在します。
環境省:温室効果ガス総排出量 算定方法ガイドライン Ver.1.0
https://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/data/guideline.pdf(8ページ目)
全部で109ページありますので、全部読む必要はありません。
発酵により発生するメタンガスを燃焼させ、二酸化炭素に変化させる事で、温暖化効果を1/25にパワーダウンさせる事が出来るというものです。
メタンガスの温暖化効果、なめてはいけませんよ。家畜ゲップにもメタンガスが含まれますが、日刊スポーツ:『世界に15億頭…牛のゲップは地球温暖化の促進要因、世界が行う対策とは』
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202111080000142.htmlという記事が掲載されるくらいです。
環境系畜産関係の研究者は真面目に、
① メタン発生を抑制させるエサの開発
② ゲップのメタンが少ない家畜の繁殖研究
を取りくまれております。
いかがですか?地球温暖化防止のために、たくさんの秀才が大真面目にこんな研究に取り組んでいる。それが、環境業界です。
畜産による温暖化抑制が、行きつく所まで行けば、次の展開はもう決まっています。
まずは『大豆ミート』
その次は、『昆虫食』です。これ、冗談じゃないんですよ。
既に大手から販売が始まっています
無印良品:コオロギせんべい
意外に普通に美味しいですよ。例えれば、えびせんっぽいです。
みなさんは、世界人口爆発により、既に将来的な動物の肉が不足する事が確定している中、着実に次なるタンパク源摂取へ誘導されているんです。次世代は、世界的な家畜の肉食が進む中、富裕層のみ動物の肉を食べる事ができ、一般庶民は代替肉を食べなければいけない時代へと突入するのはもう既定路線と化しています。
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