産廃クイズ第27問『次世代型太陽光産業(ペロブスカイト)とカーボンニュートラル』編

温暖化問題

みなさん、大好き、産廃クイズ(シリーズ企画)です。
第27問『次世代型太陽光産業(ペロブスカイト)』編です。

国立研究開発法人化学技術振興機構:ペロブスカイト型太陽電池の開発
https://www.jst.go.jp/seika/bt107-108.html

現状の厚みのある太陽光パネル(シリコン型)のエネルギー変換効率(光を電気に換える割合)が14~20%程度と言われていますが、次世代型太陽光発電装置、ペロブスカイト太陽電池(PSC)は同等以上を目指す装置で、パネルではなくNH3CH3PbI3という化学式で表される発電層のペロブスカイト結晶の印刷可能な薄膜シートです。つまり、プリント基板のように、太陽光発電層がプリントできる時代に入ったという事です。

そのため、従来型のパネルに比べて製造原価が安価で済みます。
国内メーカーでも2025年より随時実用化される予定です。従来の太陽光パネルはそれなりの重さがあるため、過重の関係で設置できない場所もありましたが、PSCはシート状で軽量のため耐荷重を選ばなくなるのです。例えば、壁や屋根、柱などの曲面に設置できるほか、軽量のためドローンに搭載する事で、従来の走行距離の延長が期待できます。
この技術、経産省の『グリーン成長戦略「実行計画」の14分野』の家庭・オフィス関連産業の先頭に記述されているくらい、カーボンニュートラルの目玉と言える新技術です。
また、桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授が2009年に原型となる論文を発表した事で実用化した、日本初の技術でもあります。

ではここで早速クイズです。

従来型の太陽光パネルの耐久年数は約25年と言われていますが、ペロブスカイト太陽電池(PSC)の耐久年数は約何年でしょうか?

① 約10年
② 約30年
③ 約100年

何たって次世代型ですからね、きっと従来殻よりも長いんでしょう。

では、正解は・・・‼

① 約10年でした‼
まあ、ガラスカバーもない安価で印刷可能なシートですからね、あとは今後の伸びしろに期待でしょう‼

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