みなさん、大好き、産廃クイズ(シリーズ企画)です。
第24問目の『特定プラスチック』解説編です。
『特定プラスチック』12品目の分類の目的を下記から全て選択してください。
① プラスチック製品の配布抑制
② プラスチックを出来るだけ使わない製品設計
③ プラスチックから別素材への移行促進
④有料レジ袋の配布抑制で日本の環境が躍進的に改善したから
の不正解、
④有料レジ袋の配布抑制で日本の環境が躍進的に改善したから
については、下記リンクを紹介させて頂きます。
novelty-store:エコバッグはエコじゃない?調べて分かった意外な真実とは
https://www.novelty-store.jp/blog/2020001-58/
要は、ビニール袋とは石油精製時の2次生産物の、そもそもリサイクル品であり、「ライフサイクル・アセスメント」(以下LCA)の指標で見ると、下記素材の環境へのインパクトを同程度にす
るための使用回数は計算上、下記の通りとなるという結果が紹介されています。
紙袋 11回/枚
ポリエステル製のビニール袋 35回/枚
布製エコバッグ 840回/枚
オーガニックコットンのエコバッグ 2400回/枚
環境を図る指標はいくつかありますが、今回の『特定プラスチック』の制定は、大本が、過去記事、経産省・環境省の行政官様が『プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律』に起因するものです。
今回のこの法律、経産省・環境省の共同プロジェクトというところがポイントで、省庁名の記述順位は経産省が先です。つまり、経産省主導のプロジェクトという事ですが、経産省と言えば、国際プロジェクトのSDGsを所管する省庁で、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」の中で海洋プラスチック問題が注目されています。そのため、脱プラスチック問題を海洋プラスチック問題に振り替えたかったというのが本音だと読み取れます。
環境問題解決論者でも、それぞれの立場によって、選択される取組が変わる、それがこの問題の本質です。
みなさん、また一歩産廃のプロに近付きましたね。
次回をまたお楽しみに‼
コメント